「K18」や「K24」といった刻印を見たことはあっても、それが実際の買取価格にどう影響するのか、パッと計算できる人は多くありません。
2026年3月現在、金の相場は歴史的な高水準にあります。しかし、「1グラム数万円」というニュースだけを見て買取店に持ち込むと、「思っていたより手元に残らなかった」と後悔することになりかねません。
この記事では、純度の意味から今日の買取価格の目安、そして最も重要な「実際の手取り額」の計算方法までを詳しく解説します。
買取マネオK18・K24など「金の純度」と買取価格の関係
「K」という記号は、金の純度を示す最もわかりやすい指標です。この純度が高ければ高いほど、金としての価値は上がり、当然ながら買取価格も高くなります。
まずは、あなたの手元にある金が「どのランク」に位置するのかを知りましょう。
金の純度を示す「K(カラット)」の仕組み
「K」はKarat(カラット)の略で、金を24分割して純度を表す単位です。つまり、K24が純度100%(99.9%以上)の純金を意味します。
なぜ純金100%で作らないのか。それは純金(K24)が非常に柔らかく、アクセサリーとして日常使いするには傷がつきやすすぎるからです。
強度を高め、加工しやすくするために、あえて別の金属を混ぜてK18にしています。
純度別の1g買取価格一覧
純度が違えば、1グラムあたりの買取価格も比例して変わります。2026年3月時点の、大まかな相場目安を一覧表にまとめました。
| 純度(刻印) | 金の含有率 | 1g買取価格目安(2026年3月) | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| K24 | 99.9%以上 | 約28,985円 | インゴット、金貨 |
| K22 | 91.6% | 約26,200円 | 海外製コイン、アンティーク |
| K18 | 75.0% | 約21,700円 | 一般的なジュエリー、時計 |
| K14 | 58.5% | 約16,500円 | ハワイアンジュエリー、楽器 |
| K10 | 41.7% | 約11,500円 | ファッションアクセサリー |
※価格は田中貴金属工業などの公表値に基づく目安であり、毎日変動します。



自分のアイテムの純度を知る「刻印」の見方
手持ちの品物がどの純度なのかは、「刻印」を見れば一目でわかります。
ルーペやスマートフォンの拡大鏡機能を使って、ネックレスの留め具(引き輪やプレート部分)や、指輪の内側を確認してみてください。
| 純度 | 代表的な刻印のパターン |
|---|---|
| 24金 | K24、1000、999.9 |
| 18金 | K18、750、18K |
| 10金 | K10、417 |
日本では「K18」と打たれることが多いですが、海外製品の場合は1000分率で「750」と打たれていることもよくあります。これも立派な18金ですので、安心してください。
【実質手取り】買取価格を自分で計算する方法
自分の品の純度がわかったら、次はいよいよ「いくらになるか」の計算です。
しかし、ここで多くの人が見落としがちなのが「業者の手数料」という罠です。計算式通りに支払われないケースがある実態を解説します。
基本の計算式(純度×重量×相場)
金の買取価格を出す基本の計算式は、非常にシンプルです。
当日の1g買取相場(純度別) × 品物の重量(グラム)
例えば、K18のネックレスが重さ10グラムあったとします。当日のK18の相場が1gあたり21,700円であれば、
21,700円 × 10g = 217,000円
これが、あなたが持ち込んだ品物の「金としての純粋な価値」です。
要注意!業者手数料による「実質手取り額」のシミュレーション
基本の計算式で出た217,000円。これがそのまま現金で手渡されると思ったら大間違いです。
実は、多くの買取業者では、ここから「査定料」「分析手数料」「溶かし減り分」といった名目で、買取額の10%〜30%程度を差し引くケースが存在します。
同じ相場(K18が1g 21,700円)、同じ重さ(10g)の品を持ち込んだ場合、お店によって手取り額がどう変わるか見てみましょう。
| 業者の種類 | 手数料の割合 | 受け取れる現金(実質手取り額) |
|---|---|---|
| A店(優良店) | 完全無料 (0%) | 217,000円 |
| B店(平均的) | 10%マイナス | 195,300円 |
| C店(要注意) | 20%マイナス | 173,600円 |
なんと、同じモノを売っているのに、お店選びを間違えるだけで4万3,000円も損をしてしまうのです。
「今日の相場は高いですよ!」と店頭でアピールしていても、裏で高い手数料を引かれては意味がありません。私たちが最終的に見るべきは、相場ではなく「手元にいくら残るか」なのです。



品物の種類・状態による買取の違いと売り方
また、「壊れているから売れないのでは?」という不安もここで解消しておきましょう。
ブランドジュエリー(カルティエ等)は「K18以上」の価値になる
カルティエ、ティファニー、ヴァンクリーフ&アーペルといった有名ブランドのジュエリーは、単なる「18金の塊」として査定されるわけではありません。
そこには「ブランドとしてのデザイン価値・中古市場での需要(プレミア)」が上乗せされます。
例えば、無名のK18リング(5g)なら、相場通りの約108,000円前後での買取になります。しかし、同じ5gのK18リングでも「カルティエのラブリング」であれば、ブランド価値が加味され、15万円〜20万円以上で買い取られるケースも珍しくありません。



ホワイトゴールド(WG)やカラーゴールドの評価
「K18WG(ホワイトゴールド)」やピンクゴールドといったカラーゴールドも、ベースはK18です。
純度75%の金に、パラジウムなど白っぽい金属を混ぜて色を変えているだけなので、金としての純度は通常のイエローゴールド(K18)と全く同じです。
買取価格も基本的には通常のK18と同等に扱われます。「色が違うから安い」ということはありません。
ただし、プラチナ(Pt)とは全く別の金属ですので混同しないよう注意が必要です。
刻印がない・壊れているアクセサリーでも売れる?
- 「千切れてしまったネックレス」
- 「片方だけなくしたピアス」
- 「古すぎて刻印が消えてしまった指輪」
これらも、一切問題なく買い取ってもらえます。なぜなら、専門の買取業者であれば「蛍光X線分析装置」や「比重計」といった専用の機械を使い、その場で純度を正確に測定できるからです。
デザインが古くても、壊れていても、溶かして再利用できる金としての価値は1円も下がりません。



【純度別】1円でも高く売るための3つのコツ
手取り額の計算方法と、どんな状態でも売れることがわかったら、あとは行動あるのみです。
最後に、後悔せずに1円でも高く売却するための具体的なアクションを3つ紹介します。
手数料・査定料が完全無料の業者を選ぶ
シミュレーションで見た通り、手数料の有無は手取り額に数万円の差を生みます。公式サイトに「査定料無料」「買取手数料無料」と明記されている優良業者を選びましょう。



必ず複数社に見積もり(相見積もり)を出す
「A店では15万円と言われたけれど、B店に行ったら18万円になった」というのは、買取業界では日常茶飯事です。
1gあたりの相場設定自体が各社で微妙に異なる上、ブランド品としての評価基準も鑑定士によってブレがあります。



付属品・箱・保証書を一緒に持ち込む
特にブランドジュエリーの場合は、購入時の箱、ギャランティカード(保証書)、鑑定書などの付属品があるかないかで、査定額が数千円〜数万円単位で変わることがあります。
押し入れの奥にあるなら、必ず探し出して品物と一緒に査定に出してください。
k18・k24金の買取についてまとめ
あなたが持っている「K18」や「K24」が、どのような純度であり、どれほどの価値を秘めているかをご理解いただけたでしょうか。
金の買取価格は「純度×重量×相場」というシンプルな計算式で成り立っていますが、最終的に受け取る金額は「業者の手数料」によって大きく左右されます。
目の前で提示された査定額が、本当に金相場に見合った適正な価格なのか。この記事で紹介した計算方法を使えば、ご自身でしっかりと確かめることができるはずです。
2026年現在の高相場を無駄にしないためにも、まずは今の相場で実際にいくらになるのかを「知る」ことから始めてみてください。お持ちの金製品が、想像以上の価値に変わるかもしれません。


